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卒業式の日 12


うぉっ!?

俺の両ひざは、簡単に地へと落ちそうになった。
が、そこは俺持前の運動神経のよさがある。
なんとか持ちこたえることが出来た。


俺の心を読みすかしたのか!?
それとも、俺の薄ら笑いに怒りを感じたのか?
後ろの奴は俺の膝の裏を足先で蹴りやがった!
そう、ひざカックンだ……。
何て古典的な、卑怯な手法を使いやがる!

自分がしようとしたことなど、どこへやら。
怒りだけは人並みに湧いてくる。

な、何しやがる! とばかりに息勇み、
きっ、と後ろを向いて睨みつけたけれど。

ドチビは冷静に俺を見て、親指を立て、その指をゆっくり首に一直線に引いた。
“殺す”
目はそう語っている。

ひっ。
ぞっとした。
多分、こいつは本気だろう……。

たったそれだけの動きで、
俺のいたずら心など、どっかに吹っ飛んで行ってしまった。

それからは、真面目に列をなして足を運ぶことにした。
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