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雀(隣の家)4

長旅から帰宅した雀は、長老に要件を伝えたあと。
思い出したように、先ほど見た出来事も伝えました。

『ほう。山はそんなに食糧が足らんのか。
この地は、土は肥え、裕福だというのにのう。
人間は山の事情を知り、食糧を与えてくれているということか?』
そう問われたところで、雀は見てきたことを述べたまで。
旅してきた雀にはわかりません。

『さぁ、そこまでは』わかりかねます、という言葉を飲み込みます。
ふむ。長老は両羽根を胸の前で器用に組むと、
『その家の人間を呼んで、話しを聞いてみたらどうか』

え? 
いきなりの提案に、雀は目が点になりました……。
『こないだ、人間を呼んだときは、何ら問題は起きずに終わったわい』
ほほほ。と軽口叩いて笑う長老。

『まぁ、そりゃそうですが』
その準備をするのは若い連中で。
俺が口火を切った船頭に立ったとわかったら……。
連中から何されるかわからんわい…。
こりゃ面倒なことになったもんだ。

雀は自分の口の軽さにうんざりしてしまいます。

けれども長老雀の命令には逆らえません。
雀は、面倒はさっさと終えるのが一番!
とばかり、準備に取り掛かりました。


それから数日の後。
長老雀一押しの、土産の用意が整うと。

雀は人間を迎える準備をすることにしました。
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